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【間取り例】注文住宅で子どものための家づくり!心と体を育むポイントとは 2021.6.25

家づくりで大切な視点というと、子どもが学校より過ごす時間が長い場所だということです。

そのため、子どもの好奇心や価値観、習慣、能力が育っていく場所としても、家づくりのときには「子どものための」という部分を取り入れておきたいところ。

今回は、子どものための家づくりを考えるときに、参考にしてほしいポイントをまとめてみました。


子どものための家づくり5つのポイント

家づくりをスタートするとき、「子育て」「子どもの教育」にも重点を置いておきたいところです。

次からお話しするポイントを、注文住宅での家づくりの参考にしていただくことで、家族同士の絆や子どもの成長に良い影響をもたらすことになるはずです。


ポイント1. 自然に学習できるスペース

いつの時代も親御さんの悩みのひとつに「自分たちの子どもが勉強してくれるかどうか」があるのではないでしょうか。

家づくりのときにも、子どもが集中しやすいようにと、個室や勉強部屋を用意しようかと考えることもあるでしょう。

しかし、子どもが自然に学習する習慣や学習できるスペースというものは、遊びながら学べる空間ではないかと思います。

また、「親御さんからも暮らしの中で自然に学習している姿が見える」「子どもも勉強中にまわりを見たときにママやパパがいる」そういった安心できる空間であることも大切だと思います。

そこで、自然に学習できるスペースとしてオススメなのが、リビングに学習スペースを作ることです。

リビングでの学習スペースは雑音や集中しにくいと思われがちですが、リビングなら親が身近にいることで子どもも安心でき、親御さんも適度な距離感で見守ることができます。

子どもの集中力の大半は、自分が安心できるかどうかに影響されています。大人のような雑音に意識がいくこともありますが、それよりも、親が身近にいることがわかる方が大切なのです。


ポイント2.暮らしの中心をリビングに

子どもと一緒に過ごす時間をもつことは、子どもの成長に良い影響を与えるといわれています。そこで子どものための家づくりで考えてほしいのが、LDK(リビング)の使い方です。

例えば、次のようなことを一緒にしながら過ごせると、どのような家族がイメージできるでしょうか。
  • 一緒に料理をする
  • 一緒に洗濯物を畳む
  • 一緒にゲームをする
  • 一緒に動物の世話をする
  • 一緒に野菜や花を育てる など

こういった家族にとってプラスになる時間を家で過ごすなら、暮らしの中心をリビングに置いて考え、さらにLDKにテラスを加えた間取りを検討することで実現しやすくなります。


ポイント3.本棚の場所も大切

子どもが影響を受けやすい情報というと、親の本だったりします。親の持っている本から自然と職業観や自分の得意なこと、生き方や人生観などが伝わるものです。

そのため、いつも目にする場所である家の中心「リビング」に本棚を置くことをオススメします。

リビングの本棚には、沢山の本を並べる必要はありません。
  • 図鑑
  • 地図
  • 絵の多い辞書 など

絵本だけではなく、子どもも楽しめるような目で見て楽しめる, こういった本を一緒に並べておくと、子どもの好奇心を自然に育てることにもつながります。


ポイント4.お手伝いしたくなる工夫

子どもが自然にお手伝いしてくれると、嬉しいですよね。でも、小さいころから何もしていないと、自然にお手伝いしてくれることは難しいものです。

そこで、「小さなことから一緒に洗濯物を畳む」「片付けを一緒にする」「掃除をお願いする」こうした習慣を身につけるために、お手伝いしたくなる工夫を取り入れましょう。

例えば、「踏み台を用意しておいて、普段とは違う高さで見られるようにしておく」「大人も重くて面倒だと感じる掃除機は、使いやすくて軽いコードレス掃除機にする」

ちょっとしたことですが、こういった工夫で少しずつ子どもの習慣も変わっていきます。


ポイント5.眠りは子どもに重要

子どもの成長に欠かせないのが睡眠。特に成長中の脳にとっては、十分な睡眠は大切な要素です。

そこで良い睡眠をするための条件を知っておきましょう。
  • 湿度
  • 暗さ
  • 温度

特に大人でも寝苦しさを感じる原因になる「湿度」ですが、子どもにとっても睡眠を妨げる要素になりやすいです。

そのため子どもが寝る部屋には、湿度を調整しやすい自然素材の板壁や塗り壁を選ぶようにすることも考えてみてください。


子どもの暮らしの変化を知っておこう

子どものための家づくりで知っておきたいのが、子どもの暮らしは成長期によって変化することです。


(1)乳児期の暮らし

乳児期では、一日の大半をリビングで過ごすことになります。そのため、衣類をリビングと寝室に分けておくと、行ったり来たりしないといけないので効率も良くないですし、体への負担も増えてしまいます。

この時期は、リビング横の部屋に必要なものをまとめておくと良いですね。

また、家の中では安全に配慮する時期でもあります。さらに紙おむつなどの育児用品のストックも増えますので、リビングから動きやすい場所へストック置き場を作っておくと良いでしょう。


(2)幼児期の暮らし

リビングで過ごす時間は乳児期よりも減りますが、リビングで遊ぶおもちゃが増えますから散らかりやすくなります。

ここで大切になるのが、子どもが自分で使える収納を用意すること。決まったスペースで遊ぶようにし、遊んだ後は自分で片付けられるようにしておくのがベストです。


(3)学童期の暮らし

子ども部屋とリビングを使い分ける時期になってきます。そして、子どもが自分で管理しないといけないアイテムが増えていきます。

低学年の間はリビングで勉強。高学年になると子ども部屋で勉強というように、場所の使い方も変化しますので、子どもの成長を見守りながら移行していくように考えておきましょう。


成長してからも快適に暮らせる家づくり

子どもが成長してからも暮らしやすい家にするためのアイデアがあります。


(1)家族年表を作ってみましょう

子どもたちの成長、自分たちのライフスタイルをイメージして家族年表を作っておきましょう。

5年後の状態。10年後の状態。20年後の状態。

子どもが進学し、子どもたちに手がかかることも減っていく。こういったイメージができていると、将来を見越した家づくりを検討することができます。


(2)10年後をイメージする

今必要なものがある。

こういう場合、10年後の使い方をイメージしてみましょう。

例えば、今は育児中なのでリビング横に畳のスペースが絶対にほしい。でも10年後を考えると、普段はオープンスペース、来客時は客間として使いたい。

このような場合、今と10年後をイメージできると、畳のスペースには引き戸で仕切りを付けられるようにしておくことで、10年後もイメージ通りに活用できます。

今だけにフォーカスして考えてしまうと、子どもの成長と共に使わない空間になってしまうこともあります。


(3)子ども部屋はシンプルが一番

子どもは先ほど見ていただいたように、成長することで必要なスペースやアイテムが変わります。そのため、子ども部屋はシンプルに作っておくことが一番。

成長に合わせて変化させやすいように計画しておきましょう。


(4)育児休暇中の家づくりのポイント

育児休暇中は家で過ごす時間が増えます。そのときの感覚で家づくりをすると、育児休暇が終わって復職したとき、家の中が散らかり放題になることもあります。

復職後のこともイメージして、生活動線や家事動線を考えておくことも大切です。


間取り例4選

ここで、リビングにワークスペースや勉強スペースなどを設けた、間取りの例を4つご紹介します。


約34坪:リビングにワークスペース&階段



約40坪:リビングに接した勉強スペース



約34坪:リビングに接した勉強スペース



約40坪:リビングにワークスペース&階段



今・10年後までを考えて家づくりを

子どものための家づくりを考えるときは、子どもへ影響を与える習慣と成長をイメージしてみてください。

特に成長していくにつれて、家の中で必要になる空間やアイテムは変化していくので、数年後の暮らしをイメージしておくことは大切です。

「今必要なこと」「10年後になるとどう変わるのか。」この2つを基本として家づくりを進めていきましょう。

「そんなこといわれても、家づくりにおいて子どものために何をすればいいのかわからない!」という方もいらっしゃいますよね。そのようなときは気軽に工務店側に相談をしてみてください!

日本住宅ツーバイでは、これから注文住宅で家を建てようと検討している方に向けて、子どものための家づくりに関してのご相談を受け付けています。

気軽にお問い合わせくださいね!